特性 機械的性質比較表Mechanical Properties 本ページは代表的なステンレスや特殊鋼の機械的性質を比較検討するためにまとめたものです。用途によって分類して分かりやすくしています。 1. 機械的性質比較表 table.1 鋼種名 熱処理 引張強さ N/mm2 耐力 N/mm2 伸び % 絞り % 硬度HRC 高強度・高硬度・耐摩耗用鋼 シリコロイA2 固溶化熱処理 時効硬化熱処理 1100 1700 850 1600 12.0 7.0 67.0 35.0 32~36≥48**(48~52) シリコロイXVI 固溶化熱処理 時効硬化熱処理 1220 1510 910 1460 12.6 0.5 55.0 0.5 38~40≥54**(54~58) SUS630 固溶化熱処理 時効硬化熱処理 1100 1470 950 1190 16.0 17.0 72.0 63.0 31≥40**(40~45) SUS420J2 焼入れ・焼もどし 1634 1312 0.6 5.7 52≥18**(47~57) SUS440C 焼入れ・焼もどし 1630 1163 0.0 0.0 59≥58**(55~61) マルエージング鋼 固溶化熱処理 時効硬化熱処理 – ≥1950 – ≥1890 – ≥5.0 – ≥30 ≤35 ≥50 ステライトNo6 920 – – – 38~45 ステライトNo12 970 – – – 47~52 耐食用鋼・耐熱用鋼 シリコロイB2 固溶化熱処理 800 500 45.0 83.0 260 SUS329J4L 固溶化熱処理 ≥620 ≥450 ≥18 ≤320 SUS304 固溶化熱処理 635 285 58.0 75.0 HV200≤HV200(HRC10) SUS316L 固溶化熱処理 563 254 56.0 77.0 HV200≤HV200(HRC10) SUS310S 固溶化熱処理 620 260 57.0 72.0 ≤200 SUS321 固溶化熱処理 ≥520 ≥205 ≥40 ≤200 SUH660 固溶化熱処理後 時効処理 1060 660 28.0 58.0 ≥HB248 シリコロイD 730 260 76.0 67.0 203 ステライトNo6 固溶化熱処理 920 HRC38-45 ステライトNo12 固溶化熱処理 970 HRC47-52 インコネル601 ≥549 ≥196 ≥30 インコネル625 ≥823 ≥412 ≥30 ハステロイC-22 ≥690 ≥310 ≥45 耐食用 SUS304 固溶化熱処理 635 285 58.0 75.0 HV200≤HV200(HRC10) SUS316L 固溶化熱処理 563 254 56.0 77.0 HV200≤HV200(HRC10) 工具鋼 SKD11 焼入れ・焼もどし – – – – ≥58**(60) SKD61 焼入れ・焼もどし – – – – ≥53**(53) SKH51 焼入れ・焼もどし – – – – ≥61**(63) **実用範囲での一例 SUS630の時効硬化熱処理:H900 上記は丸棒材の機械的性質の一例ですので、ご参考程度にお考え下さい(形状、熱処理、鍛錬比、清浄度等によって変動する可能性があります)。 関連情報 腐食液依存性 硬度と靭性の関係 耐食性比較表 硬度換算表 関連事例 関連事例はありません。 関連Q&A 関連Q&Aはありません。 関連タグ HRC, HV, ビッカース, ロックウェル, 伸び, 引張試験, 機械的性質, 硬度, 絞り, 耐力 ページランキング 硬度換算表 SUS440C SUS630 SUS316L SUS420J2