成功事例

スリットコーターノズル
Ultra Precision Processing Technology

導入前の課題
  • 現状材(SUS630)の耐摩耗性を改善したい。
  • 現状材(SUS420J2)の耐食性を改善したい。
導入後の改善
  • 耐摩耗性の向上により、長寿命化に貢献。
  • 耐食性および耐摩耗性の向上により、長寿命化に貢献。
シリコロイのメリット
複合特性
  • シリコロイA2はひとつの鋼で耐熱性、耐食性、耐高温摩耗性、耐熱衝撃性(耐ヒートチェック性)を兼ね備えており、長寿命化に貢献します。
リサイクル性
  • 再熱処理(再固溶化・過時効処理)することで熱処理履歴をキャンセルできます。熱処理後、追加工することでリサイクルすることが可能です(形状によりますのでご注意下さい。)

スリットコーターノズル(Tダイ・リップ)

スリットコータノズルは製品形状が長尺で更に高精度が要求される製品です。

シリコロイXVIはHRC54以上(HRC56~58)の高硬度とSUS630相当の耐食性と機能性のバランスが良く、さらには低温の熱処理(時効硬化熱処理:450~480AC)で高硬度化できるため、SUS420J2等の焼入型の加工プロセス改善やSUS630の高硬度化に有効です。
またシリコロイXVIは真空溶解限定材で清浄度が高く、鏡面性にも優れています。

高耐食、高硬度、鏡面性等を同時に要求される用途での高付加価値化に貢献できれば幸いです。
(シリコロイXVIは素材形状に限界がありますので、その都度ご相談下さい。)

スリットコーターノズルの外観1
Photo.1スリットコーターノズルの外観1
スリットコーターノズルの外観2
Photo.2スリットコーターノズルの外観2
エッジ拡大図(マイクロスコープ )
Photo.3エッジ拡大図(マイクロスコープ )
表面粗度(Ry0.10μm,Ra:0.02μm )
Fig.1表面粗度(Ry0.10μm,Ra:0.02μm )