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ワイヤーカット・放電加工性について 

シリコロイのワイヤーカット・放電加工性は、以下となります。

シリコロイA2、シリコロイXVIの固溶化熱処理後にワイヤーカットおよび放電加工を実施する場合は問題ありませんが、時効硬化熱処理後にワイヤーカットおよび放電加工を実施した場合にクラックが発生する恐れがあります(ハードンプレートのような薄いものでは問題ありません)。

時効硬化熱処理後の硬度が高い場合は靭性が低下しているため、熱衝撃による影響かと推察しています。

ワイヤーカットおよび放電加工を実施される場合は固溶化熱処理後に実施されることをお薦めします。

また時効硬化熱処理後の実施に際しては、予備試験で条件出し等をされることをお薦めします。

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