粉末積層造形法

シリコロイ金属粉末の特徴

高ケイ素 析出硬化系ステンレスシリコロイ金属粉末Silicolloy A2 / Silicolloy XVI

特徴features1

シリコロイはSUS630 やマルエージング鋼のような析出硬化型の新素材で、シリコロイA2(高強度・高耐食用)とシリコロイXVI(高硬度・高耐食用)の2 鋼種あります。

  • シリコロイA2高強度・高耐食用

    析出硬化系のオールラウンドステンレス。高強度× 耐食性のバランスに優れています。

  • シリコロイXVI高硬度・高耐食用

    析出硬化系では最高硬度を実現。高硬度×耐食性のバランスに優れています。

特徴features2

不活性ガスアトマイズ法(真空溶解)による低酸素・高純度のハイグレード球状粉末です。

シリコロイA2 金属粉末
Photo.1シリコロイA2 金属粉末
シリコロイA2 金属粉末(100 倍)
Photo.2シリコロイA2 金属粉末(100 倍)
シリコロイA2 金属粉末(500 倍)
Photo.3シリコロイA2 金属粉末(500 倍)
特徴features3

シリコロイ粉末金属は、主に次のような用途に使われています。

  • 粉末積層造形金属3Dプリンター
  • MIM金属射出成形
  • PTA粉体プラズマ
    肉盛溶接
  • フレーム溶射
  • レーザー
    クラッディング
特徴features4

シリコロイはSUS630 の硬度性、マルエージング鋼の耐食性で課題がある場合に特に効果があります。

  • SUS630
    を使用しているが、更に硬度が欲しい。
  • マルエージング鋼
    を使用しているが、より錆に強い素材が欲しい。

加工例:粉末積層造形(金属3Dプリンター)

シリコロイ試験片の一例
Photo.4シリコロイ試験片の一例
鏡面加工品
Photo.2鏡面加工品
粉末積層造形品の一例
Photo.3粉末積層造形品の一例

ピンオンディスク摩擦摩耗試験

試験方法
Photo.7試験方法
摩耗試験機
Photo.8摩耗試験機
摩耗試験後のディスク外観
Photo.9摩耗試験後のディスク外観
摩耗試験結果
試験条件
潤滑:
ドライ
試験温度:
室温
摩擦時間:
600sec
回転数:
400rpm
摩擦速度:
12.6m/min
しゅう動距離:
126m

ピンオンディスク摩擦摩耗試験test1
fig.1ピンオンディスク摩擦摩耗試験test1
ピンオンディスク摩擦摩耗試験test2
fig.1ピンオンディスク摩擦摩耗試験test2
ボールオンディスク摩擦摩耗試験test1
fig.1ボールオンディスク摩擦摩耗試験test1
ボールオンディスク摩擦摩耗試験test2
fig.1ボールオンディスク摩擦摩耗試験test2